宴会

水曜日に「月火働いて1日休み、木金働いて2日休みくらいが丁度いい」と書きましたが、違いますね。
やっぱ休みは多いほどいいわ。途中リセットかかったおかげで、木金の長かったこと。


今日は職場がらみの宴会で久々に夜の片町に出るので、帰りにROBROYに顔出そうかと思います。
先日見つけた、「BROMPTON RECUMBENT」の写真をプリントアウトしたのを持っていこうかと。
ついでに、これも結構前に読んで面白かった吉田健一氏の「酒肴酒」って本も。
この文章は、酒呑みのマスターならにんまりと共感できる筈。

 本当をいうと、酒飲みというのはいつまでも酒が飲んでいたいものなので、終電の時間
だから止めるとか、原稿を書かなければならないから止めるなどというのはけっして本心
ではない。理想は、朝から飲み始めて翌朝まで飲み続けることなのだ、というのが常識で、
自分の生活の営みを含めた世界の動きはその間どうなるかと心配するものがあるならば、
世界の動きだの生活の営みはその間止まっていればいいのである。

庭の石が朝日を浴びているのを眺めて飲み、それが真昼の太陽に変って少し縁側から中に
入って暑さを避け、やがて日がかげって庭が夕方の色の中に沈み、月が出て、再び縁側に
戻って月に照らされた庭に向って飲み、そうこうしているうちに、杯を上げた拍子に空が
白みかかっているのに気付き、また庭の石が朝日を浴びる時が来て、「夜になったり、朝
になったり、忙しいもんだね、」と相手にいうのが、酒を飲むということであるのを酒飲
みは皆忘れかねている。


いやスゴイ。自称「酒好きではなく酒場好き」の自分としては、とてもここまでつきあいきれない。
が、すごくいいなぁ、と素直に感心する訳です。吉田茂の子だそうですが、そういう血なんでしょうかね。