これを買わないと死んでしまう

昔読んだ、レイ・ブラッドベリの「たんぽぽのお酒」と言う本に、主人公の少年が思い悩むシーンがありました。
ウロ覚えなんだけど、「鉛筆が欲しい」とか「新しいテニスシューズが欲しい」とか言う時に、ベッドの中で考えるんですね。
「僕は”これが無いと死んでしまう”ってくらい、これが欲しいんだろうか」とか。
結局、少年時代の”欲しいもの”って、本当に心の底から欲しい時は”これが無いと生きていけない”ものなんですよね。
困ったことに、オトコと言うのはいくつになっても少年の心を忘れないもので、「欲しい!」と思ったらもう「無いと死ぬ」な訳です。
武士道といふは、死ぬ事と見附けたり。ここでもまた鍋島武士か。
心なしか、過去の経験から考えると、金額が高いほど致死率高い気がします。何故なんだろう。